親切を受け取らないことが何よりも不親切
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先日、友人が電車に乗っている時、サラリーマンの若い男性が、ご年配の女性に席を譲ろうと声をかけているところを目撃したらしい。
・・と、まぁここまではよくある光景というか、大して珍しくもないことなんですが・・。
なんとそのサラリーマン、親切心で声をかけたのに、そのご年配の女性にプイと無視されてしまったらしいのです。
有り難迷惑?
この方は、ご年配扱いされたことが気に障ってしまったのでしょうか。
なんとも複雑な気持ちになる出来事ですね。でも❝有り難迷惑❞という言葉があるように、確かに親切心が煙たく感じることもありますよね。
正しい行いが人を傷つけてしまう場合もある。そうなってくると、親切とはなんなのかと、ちょっぴり考えさせられます。でもあまり考えすぎると、親切に臆病になってしまいそうなので、そう深く考えない方が良いかもしれませんね。
このサラリーマンの方の行動は、間違いなく正しい親切で、決して度を超えたものなんかではないでしょう。
親切を受け取らない不親切
むしろ、このサラリーマンの親切心を振り払ったご年配の方の判断は、実に不親切なものだと思います。仮に、次の駅で降りるので、座るのが面倒で立っていたいのであれば、一声返せばいいだけのこと。親切心を無視するなんて、不親切きわまりない。
確かに、ご年配扱いされたことが気に喰わないという気持ちも分からなくはない。しかし、ある程度認めないといけないという部分もある。
人間関係は、ある種のチームワークによって成り立っている。全員が全員シュートをうつことしか考えてなかったら、成り立つものも成り立たない。それぞれ適した役割というものがある。
親切心というパスを受け取らないで、自分の考えや力だけで生きていこうなんて思うのは愚かです。席を譲られた方は、その親切心を素直に受け入れるべきです。あなたにしか出来ない親切や、あなたにしかない良いところもあるんですから、できないところは誰かに補ってもらうべきです。
自分一人でなんでも出来ちゃう完璧な人はいないのですから。