共感と同感の境界線

自分の人生観。押し付けたりはしませぬ。

おっさんの戯言〜未来が結果ではない〜

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少し前に、仕事に対する意欲は人一倍あるが、ミスばかりしてしまう後輩がいると言いました。

 



彼はあれから相変わらず細かなミスを連発しており、上司からは完全に呆れられており、もう彼には必要最低限の仕事しかさせるなと言われてしまった。

本人も、上司が僕にそう命令を下したことに薄々気づいている。

しかし、彼が仕事に対する熱を持っていることは確かなので、僕は上司の目の付かないところで、彼に仕事を与え続けている。

彼がミスをする度に僕に頭を下げ、反省し、真剣な眼差しでまた仕事に挑む姿を見ていると、どうも放っておけない。

最近の20代前半の子にしては珍しいタイプだと思う。僕の職場にいる彼と同年代の子は、とにかくゆるい奴が多い。仕事に対する熱意なんてものは微塵も感じられない。

でも・・そのゆるい中に、割りかし仕事が出来てる奴がいることも事実。

中にはゆるいけど物凄く頭の回転が早く、卒なく仕事をこなす奴もいる。そういう奴は、後輩でも尊敬出来る部分が多く見える。


彼はそんなゆるいのに仕事が出来る同年代の子に対して強いコンプレックスを抱いている。

しかし、彼の良いところは別にある。そこに本人が気づけるかどうか・・。


仕事を与え続けていると言いましたが、最近はミスを恐れるあまり慎重になりすぎてしまい、一つの仕事に物凄く時間が掛かるようになってしまっている状態。

相当思い悩んでいるようだったので、煙たがられるかもしれないが、何か少しでも彼にアドバイスが出来ないものかと思い、話を聞いてあげようとしたら、彼の方から僕に話を聞いて欲しいと言われ、仕事終わりに話しを聞いてあげた。


色々と話を聞き話し合った結果、彼は❝何事に対しても良い結果が出ないと安心出来ない人❞だという事がわかった。

彼は、❝どんなに頑張っても結果がダメだったら全てお終い。ゼロになる。❞という強い固定観念を持っている人だった。


恋愛に例えると、好きな子がいたとして、連絡先を交換→何度かメールやLINEでやり取りをする(たまに向こうから連絡が来たり・・)→二人きりで食事に行く約束をした→実際に二人きりで食事をする・・・

大体の人はここまでの過程で、どこかしらでテンションが上がり、浮かれる場面があると思うのですが・・・彼は違うみたいです。

告白して付き合うまで、要は良い結果が出るまでは安心できず、何ひとつ浮かれることはないと・・。

そのせいもあってか、恋愛は駆け引きなどはせず、すぐに告白するそうです。

 

 

・・・・・

 

 

彼には❝今❞が見えていない。先ばかり見てしまって、地に足が付いていない。

未来は明るい方が良いけれど、❝今の結果が未来❞であり、❝未来が結果❞という訳ではない。大事なのは❝今❞


どうか自信を持って、焦らずしっかり❝今❞を見て頑張って欲しい・・と、彼にアドバイスしましたが・・おっさんの戯言・・伝わったかな(^_^;)